イベント情報

第2回 工場・施設見学と講演会

2019年度 第2回(第280回)(1泊2日)

―名古屋地区に日本の工業をリードする企業を訪ねて―

時下、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、毎回ご好評をいただいております「工場・施設見学会と講演会」の本年度第2回は、1泊2日の日程で名古屋地区に日本の工業をリードする企業(3社)を訪問いたします。

第1日目の午後は、愛知県豊田市にありますトヨタ自動車(株)の元町工場または堤工場(組立工場と溶接工場)とトヨタ会館を訪問します。

トヨタ自動車は2013年のグループ年間生産台数は1011万7274台を記録し、世界の自動車メーカーの中で初めての年間生産台数1000万台超えを達成され、翌2014年は、年間販売台数でも初の1000万台超えを達成されました。また、2019年3月期の連結売上高が30兆2256億円に達し、日本企業として初めて30兆円の壁を突破されました。

第2日目の午前は、三洋化成工業(株)名古屋工場を訪問します。三洋化成工業は、高吸水性樹脂、界面活性剤、ウレタン系化成品原料などをはじめとして、生活や産業を支える多種多様な製品を通じて社会に貢献されています。創業の地京都市の本社・本社研究所のほか、国内10の事業所と海外9つの事業拠点を有し、多様なニーズに迅速に対応しつつグローバルなネットワーク構築を目指しておられます。さらに独自技術の創出に積極的に取り組み、研究開発活動に全社員の約30%、毎年売上高の約5%を投入する研究開発型企業でもあります。

午後は、三重県四日市にあります太陽化学(株)の南部工場を訪問します。

太陽化学は1946年に創業した食品、化粧品、化成品の素材を提供する研究開発型のソリューション企業です。同社は日本初の食品用乳化剤の開発に成功された企業で、その後、時代のニーズと技術を組み合わせることで新たな製品を数多く生み出され、扱う製品の幅を広げてこられました。現在では、食に関わるほとんどの業界で太陽化学の製品が活用されています。

また,各見学先の企業では,研究開発の第一線で活躍されている方々に,製品開発に関連する最新情報や新規開発事業に関わる話題について,わかりやすいご講演をお願いしております。ご多用中とは存じますが,この機会に是非ご参加賜りますようご案内申し上げます。

事   業   名 第2回 工場・施設見学と講演会
開 催 日 2019年8月28日(水)~29日(木)
見 学 先 1)トヨタ自動車㈱ 元町工場または堤工場・トヨタ会館 (28日午後)

2)三洋化成工業㈱ 名古屋工場            (29日午前)

3)太陽化学㈱ 南部工場               (29日午後)

宿 泊 先 KKRホテル名古屋(シングルルーム)

〒460-0001 愛知県名古屋市中区三の丸1-5-1

TEL 052-201-3326

参 加 費 38,000 円/1 名 《バス代、交流会、宿泊、朝食・昼食2回、消費税込み》
定   員 45名。同業者の方はご遠慮下さい。
申込締切日  2019年 8月 9日(金)
パンフレット 【PDF】第二回工場・施設見学会

 

見学先 -概要-

1)トヨタ自動車株式会社 元町工場または堤工場・トヨタ会館 (〒471-8571 愛知県豊田市トヨタ町1 URL https://www.toyota.co.jp/jp/about_toyota/facility/toyota_kaikan/index.html)

 トヨタ自動車株式会社が世界をリードしている環境技術に、スプリット式ハイブリッド技術の「トヨタ・ハイブリッド・システム(THS-Ⅱ)」があります。1997年12月に世界初の量産ハイブリッド車、プリウスを市場に送り出されました。二代目は原油価格高騰などを背景に販売台数を伸ばし、三代目に至っては最初の1か月間の受注台数が月販目標の1万台の18倍にあたる約18万台で、納車が最大で10か月以上待ちになるなど空前のヒットを記録し「トヨタ=ハイブリッド」のイメージを不動のものとされました。2017年2月にはハイブリッド車のグローバル累計販売台数が1000万台を突破しています。近年は苦手とされていた高速走行を克服し、欧州でもハイブリッド車の販売が順調です。トヨタのグローバル販売台数におけるハイブリッド車の割合は12%と、世界の自動車メーカーの中で最も多いものとなっています。また、燃料電池車(FCV)分野でも、2014年12月に世界初の量産型燃料電池車であるMIRAI(ミライ)を発売されました。技術開発により売価は1台700万円に抑え、最初の1か月間の受注台数は年間販売目標400台を大きく上回る約1,500台を記録しました。

 工場見学先のトヨタ自動車株式会社元町工場または堤工場では、元町工場ではクラウン、マークX、MIRAI、堤工場ではプリウス、カムリ、プリウスPHVを主に生産されています。また、組立工場・溶接工場を見学させていただきます。トヨタ会館では、最新のトヨタ車、レクサス車やモビリティ「Winglet」などを展示されています。

 

2)三洋化成工業株式会社 名古屋工場 (〒476-0005 愛知県東海市新宝町31-1 URL https://www.sanyo-chemical.co.jp/)

 三洋化成工業株式会社は、1949年(昭和24年)京都に創業し、社是「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」を基本理念とする機能化学品メーカーです。これまで、機能や性能、すなわち「どんなはたらきをするか」に重点が置かれた化学品という意味で“パフォーマンス・ケミカルス”と呼ばれる製品群を目的として開発を続けてこられました。同社の成長の原動力とされる研究開発(R&D)の特徴は、ニーズ指向とシーズ指向を合成した独自用語「ニーシーズ指向」で、ニーズに対応して開発した技術に別の技術を融合させ、これをシーズとして別のニーズに対応するといった製品開発を連鎖反応的におこなっていこうというものです。ニーシーズ型R&Dで技術の多様化を図り、実に3000種に及ぶ多彩な製品を生み出してこられました。それらは、生活・健康産業関連(高吸水性樹脂、界面活性剤等)、石油・輸送機産業関連(ポリウレタンフォーム用原料「サンニックス」、潤滑油添加剤等)、プラスチック産業関連(永久帯電防止剤「ペレスタット」等)、繊維産業関連(人工皮革・合成皮革用ウレタン樹脂等)、情報・電気電子産業関連(電気二重層キャパシタ用電解液「パワーエレック」等)、環境・住設産業関連(コンクリート用塗布型浸透性防水材等)など、私たちの暮らしや産業の多くの分野を下支えしています。

 名古屋南部臨海工業地帯に位置する、敷地10万㎡の名古屋工場は、1968年の稼働開始以来、同社の主力工場として、ウレタン関連製品、電子材料用基材、界面活性剤などを生産されています。1999年ISO9001認証取得完了、2001年ISO14001認証取得を完了され、高度な生産システムの構築と環境経営を実践されています。今回の見学会では、名古屋工場にて同社が取り組む多彩なものづくりの一端を解説していただきます。

 

【講演】 「三洋化成の主要な生産技術と安全への取り組みについて」   執行役員 生産本部長 兼 環境保安対策本部長 藤井 雄一 氏

 

3)太陽化学株式会社 南部工場 (〒512-1111 三重県四日市市山田町800 URL https://www.taiyokagaku.com/)

 太陽化学株式会社は,1946年,四日市市赤堀にて創業した食品、化粧品、化成品の素材を提供する研究開発型のソリューション企業です。設立当初、同社は、石鹸の製造・販売を行なう会社でした。その後、石鹸を製造する技術を活かして、日本初の食品用乳化剤の開発に成功し、食品製造インフラが未整備な中でアイスクリームやキャラメルの生産を行ってこられました。その後、時代のニーズと技術を組み合わせることで新たな製品を数多く生み出され、扱う製品の幅を広げてこられました。現在では、食に関わるほとんどの業界で太陽化学の製品が活用されています。

 太陽化学の事業部は、緑茶カテキン、水溶性食物繊維、L-テアニンなどを提供し、生理機能性素材の探索と栄養素材の製剤化技術で新しい食品市場の創造を目指すニュートリション事業部、食品・化粧品用の乳化剤や乳化安定剤、洗浄剤、スーパーエマルジョン(可溶化)剤などを提供し、食品分野で培ってきた独自の界面制御技術の持つ可能性を広げるインターフェイスソリューション事業部、および粉末卵、液卵・ゆでたまご、増粘安定剤などを提供し、安全・安心を基本に天然素材の機能を最大限に活かした食品素材を届けるアグリフード事業部の3つに大きく分けることができます。

 社員約500人に対し約130名が研究開発職に携わっておられ、国内外で60件を超える受賞歴をもつ研究開発型企業です。2,000品目以上の幅広い製品をもち、それらの多くを自社工場にて生産されています。また、社員ひとりひとりが、Imagine, Desire and Createの精神を胸に活動し、顧客のニーズに答えようと活動されています。

 今回の見学会では,同社の界面科学に関する講演を頂くとともに、同社の南部工場を見学させていただきます。

 

【講演】 「界面科学が拓く、ひとつの未来 ~アイスクリームからエネルギー・環境へ~」     南部 宏暢 氏

 

-見学要領・行程の概要-

-集合日時-      2019年8月28日(水) 9時00分

-集合場所-      JR環状線 大阪城公園 陸橋手前北側階段の下

-解散日時-      2019年8月29日(木) 16時30分ごろ

-解散場所-      近鉄 四日市駅

-連絡事項-

    ・参加される方には、数日前に参加証をお送りいたします。

    ・当日は、軽装(クールビズ)で、会員交流用に名刺を多数ご持参下さい。

    ・見学中カメラ等は使用できませんので、見学先の指示に従って下さい。

    ・行程中での大阪工研協会への連絡は携帯電話【090-4903-8828】をご利用ください。

 

-行程の概要-

       第1日目【8月28日(水)】

                            9:00   集合:JR環状線 大阪城公園 陸橋手前北側階段の下

 

                          12:30   ロイヤルホテル うお八  到着     (昼食)

                          13:30   ロイヤルホテル うお八  出発

 

                          14:00   トヨタ自動車㈱ 元町工場または堤工場・トヨタ会館  到着     (会社概要・見学)

                          16:10   トヨタ自動車㈱ 元町工場または堤工場・トヨタ会館  出発

 

                          17:30   KKRホテル名古屋  到着 ≪交流会、名刺交換、宿泊≫

 

       第2日目【8月29日(木)】

                            8:40   KKRホテル名古屋  出発

 

                            9:30   三洋化成工業㈱ 名古屋工場  到着     (会社概要・見学・講演)

                          11:40   三洋化成工業㈱ 名古屋工場  出発

 

                          12:30   都ホテル 四日市  到着      (昼食)

                          13:30   都ホテル 四日市  出発

 

                          14:00   太陽化学㈱ 南部工場  到着     (会社概要・見学・講演)

                          16:00   太陽化学㈱ 南部工場  出発

 

                          16:30   近鉄 四日市駅  解散

                       (バスでの移動となるため交通事情等により、予定時刻が変わることがあります。ご了承ください。)

申込要領

- 申込方法 -    下記申込書に必要事項を明記のうえお申し込みください。

         WEB(イベント情報)からの申込みも可能です。

        (但し、当日の欠席者の参加費は、返却しませんので、ご了承下さい。)

         現金書留、または三井住友銀行京阪京橋支店 大阪工研協会

         普通預金口座(No.513942)

- 申  込  先 -    〒536-8553 大阪市城東区森之宮1-6-50

                                                   (地独)大阪産業技術研究所 森之宮センター内

        (一社)大阪工研協会

        TEL 06-6962-5307 FAX 06-6963-2414

        E-mail: info@osakaira.com https://www.osakaira.com

- 集合時間 -   2019年8月28日(水) 9時00分(時間厳守)

- 集合場所 -   JR環状線 大阪城公園 陸橋手前北側階段の下

- 解散場所 -   近鉄 四日市駅

     参加お申し込みの方には、数日前に参加証をお送りします。

     お申し込みは原則として会員企業様に限ります。(詳細はお問い合わせ下さい。)

     お申込みいただいたお名前等の個人情報は、参加確認および今後の見学会や講習会ご案内以外の目的には使用いたしません。