時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
2020年を寿ぐ恒例の新春講演・交流会を次の要領で開催致しますので、ご案内申し上げます。
平和の祭典である東京オリンピック競技大会、パラリンピック競技大会がいよいよ今年開催されます。大会ビジョンに掲げた「史上最もイノベーティブで、世界にポジティブな改革をもたらす大会」を実現するために、様々な新しい取り組みを実施しておられます。また、オリンピックに関する企業による投資や開発も活発になっており、東京五輪を招致したことによる日本国内への大きな経済効果と新たな雇用が創出されています。また、2025年には、日本国際博覧会（略称「大阪・関西万博」）が大阪市で開催される予定です。これら国際的なイベントを通じて、ますます日本経済が拡大することを期待したいものです。恒例の新春講演・交流会では、産業界および教育界から3名の講師にご来駕いただき、進むべき道標をお示しいただきます。
まず、「ライオンの常識をReDesignする」と題して、ライオン(株)代表取締役会長の濱 逸夫様にご講演いただきます。同社は1891年の創業以来、「愛の精神の実践」を社是として、「より良い生活習慣づくり」を通じて、人々の毎日の健康や快適な暮らしに役立つ企業を目指してこられました。国内外において、QOL（クオリティ・オブ・ライフ）の向上や健康寿命の延伸などヘルスケアに対するニーズは益々高まることが予想され、毎日の暮らしに身近な存在である同社の役割は、今後一層大きくなると考えられます。同社は2030年までに実現したい姿として、新経営ビジョンを『次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ』と設定されています。
横矢直和様は、パターン認識、画像処理、コンピュータビジョン、複合現実感の第一人者であります。奈良先端科学技術大学院大学の学長として先端科学技術分野での教育研究に貢献してこられました。「時空を超える複合現実メディア～リアルとバーチャルの融合～」に関してご講演いただきます。コンピュータやロボットが外界を「視る」ための技術とコンピュータ内部の多様な情報を人間に「魅せる」ための技術を中心に、コンピュータビジョン、バーチャルリアリティ、複合現実感の3分野とそれらの複合領域において研究を推進しておられます。
最後は、東洋紡(株)代表取締役会長の坂元龍三様に「変化への対応から変化を起こす経営へ」と題してご講演いただきます。東洋紡(株)は、「順理則裕」の企業理念のもと、環境、ヘルスケア、高機能で社会に貢献しておられます。同社グループの事業の成長を支えている「重合」「変性」「加工」「バイオ」のコア技術を組み合わせ、融合させることで新しい製品を生みだしてこられました。今後は独自のコア技術でそれぞれ徹底的に強化するとともに、「環境・ヘルスケア・高機能」の各分野で求められる製品の開発を通して、「カテゴリー・リーダー」となることを目指しておられます。
ご来聴者には「良い講演会だったね」と満足していただけますよう、当協会が自信をもって企画いたしました。是非ともご参加いただきますようお願い申し上げます。