イベント情報

2019年度 第4回(第282回) 工場・施設見学と講演会は、新型コロナウイルス感染防止のため、令和2年6月に延期となりました。

2019年度 第4回(第282回)

―先進的な工場が軒を連ねる滋賀県南部湖南方面の最先端技術を持つ優良企業を訪ねて―

時下、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、毎回ご好評をいただいております「工場・施設見学と講演会」の本年度第4回は、滋賀県南部の琵琶湖湖南で、電子材料や電気絶縁材料、モールド電子機器などの製造・販売により身近な電子機器からエネルギー分野まで幅広い分野で活躍されている企業と、接着剤を基軸とした最先端技術を持ち、各種の化学製品を提供し、家庭内から土木建設事業に至るまで幅広い分野で事業展開を図っておられる2社の企業を訪ねます。

午前は、創業から90年以上にわたり、電気絶縁材料などの研究開発に携わってこられた利昌工業株式会社の湖南工場を訪問いたします。現在は、プリント配線板用銅張積層板などの電子材料、熱硬化性樹脂積層板などの電気絶縁材料・工業材料に加えて、エポキシモールド変圧器などのエポキシ樹脂でモールドした電気機器の3分野を主力とした研究開発・製造販売を行っておられます。

同社湖南工場は、国内主力工場の一つであり、高い機能を付与したプリント配線板材料(銅張り積層板)や、高い世界シェアを誇り、同社の主力製品となっているICカード用ガラスエポキシテープ材等の製造などを行っておられます。

今回は、同工場で行われている積層板製造の様子などを見学させていただきます。

午後は、日本を代表する接着剤のトップブランド「ボンド」が広く知られると共に、各種の「化学」を扱う企業として事業を拡大してこられたコニシ株式会社の滋賀工場を訪問いたします。同社は、基軸となる「ボンド事業」において、一般家庭用、住宅の内外装施工用、工場の生産ラインで用いる産業資材分野など、様々な「つなげる」シーンで活躍する製品を創出され、また、「化成品事業」では、各種化学工業品、塗料原料、電子・電機関連材料などを提供しておられます。そして、社会インフラおよび建築ストックの維持・補修・改修を目的とした「土木建設事業」を第3の柱とし、更なる事業展開を図っておられます。滋賀工場は同社の主力工場のうちの一つで、水性系接着剤、非水性系接着剤、シーリング材などを製造しておられます。

今回は水性・非水性系接着剤の製造・充填工程などの様子を見学させて頂く予定です。

また、見学先の企業では、製造・開発分野で活躍されている方々に、豊富な経験に基づく話題について、わかりやすいご解説をお願いしております。ご多用中とは存じますが、この機会に是非ご参加賜りますようご案内申し上げます。

事   業   名 第4回 工場・施設見学と講演会
開 催 日 2020年3月6日(金)
見 学 先 1)利昌工業株式会社  湖南工場  (午前)

2)コニシ株式会社   滋賀工場  (午後)

参 加 費 13,200 円/1 名 《バス代、昼食代、消費税込み》
定   員 40 名(1社2名まで)。同業者の方はご遠慮下さい。
申込締切日 2020年2 月17日(月)

ただし、満員の場合には期日までに締め切らせていただきます。

パンフレット 【PDF】第四回工場・施設見学会

 

見学先 -概要-

1)利昌工業株式会社 湖南工場(〒520-3211 滋賀県湖南市高松町2-4 URL http://www.risho.co.jp)

 利昌工業株式会社は、創業者の利倉駒二郎氏が1921年(大正10年)に、大阪市東区に「利昌洋行」を設立して、電気絶縁材料業を始められたのが創業となります。絶縁材料の開発と国産化を目指し、開発されたコンパウンドは昭和30年代まで8割の市場シェアを誇る商品となりました。またこれらの商品の試験方法も自ら開発され、「環球式軟化点試験法(JIS K 2207)」の確立にも寄与されました。駒二郎氏は次にフェノール樹脂に着目され、輸入から始めて昭和10年には積層品の国産化を実現され、これらは現在でも国内で大きなシェアを占めておられます。その後同社は、国内初の樹脂モールド型の計器用変成器の開発、エポキシ樹脂モールドによる配電用変圧器の初の国産化など新技術・新製品の研究開発に取り組んでこられました。同社は「研究開発型企業」を標榜されており、この精神は創業から現在に至るまで連綿と受け継がれています。

 現在は、プリント配線板用銅張積層板「リショーライト®」や高熱伝導接着シートなどの電子材料、熱硬化性樹脂積層板や積層管「リコライト」やプリント板実装用耐熱パレット「リコセル」などの電気絶縁材料・工業材料に加えて、エポキシモールド変圧器や進相コンデンサなどのエポキシモールド電気機器の3分野を主な柱として研究開発・製造販売を行っておられます。

 同社湖南工場は、国内に3カ所ある主力工場のうちの一つで、銅張り積層板や熱硬化性樹脂積層板、熱硬化性樹脂積層管などを主に製造されています。

 今回は、同工場で行われている積層板製造の様子等を見学させていただくとともに、以下のご講演を賜ります。

 

【講演】 「題目未定(会社紹介と研究開発の取り組み、開発品などについて)」  利昌工業株式会社 開発本部 先進材料開発室 奥村 浩史 氏

 

 

 

2)コニシ株式会社 滋賀工場 (〒528-0061 滋賀県甲賀市水口町笹が丘1-12 URL http://www.bond.co.jp/)

 コニシ株式会社は、化学メーカーとして接着剤のトップブランド「ボンド」が広く知られると共に、社会の要望に応えながら、「化学」を扱う企業として発展してこられました。その歴史は、1870年(明治3年)、大阪市道修町にて、小西屋の屋号で薬種業を営まれたことに始まり、その後、洋酒、アルコール、工業用薬品などの販売へと事業を拡大され、1925年、株式会社小西儀助商店に改組されました。そして、1952年には合成接着剤「ボンド」を開発、発売され、1976年に社名をコニシ株式会社とされました。更に新分野・新領域を開拓しつつ、2020年に創業150年を迎えられます。

 現在は、基軸となる「ボンド事業」において、「『素材と素材を結合させる』接着剤の役割には、人の心と社会、人の心と未来をつなぐ役割がある」をコンセプトに、独自の技術開発を行われ、一般家庭用、住宅の内外装施工用、工場の生産ラインで用いる産業資材分野など、様々な「つなげる」シーンで活躍する製品を創出しておられます。そして、創業からの問屋業の流れを受け継ぐ「化成品事業」では、化学工業品、塗料原料、電子・電機関連材料などを提供され、また、社会インフラおよび建築ストックの維持・補修・改修を目的とした接着剤・シーリング剤の開発から「土木建設事業」を第3の柱とし、更なる事業展開を図っておられます。

 滋賀工場は国内に2カ所ある主力工場のうちの一つで、水性系接着剤、非水性系接着剤、シーリング材などを製造しておられます。生産ラインの自動化により生産合理化を進めると共に、接着剤という化学製品の特性から、人の知恵や経験を必要とする工程も多いため、生産担当者と生産設備を効果的に配置した効率の良い生産体制で、高品質な製品をスピーディーに生産しておられます。

 工場見学会では、水性系接着剤の製造と充填工程、非水性系接着剤の充填工程、アプリパックの製袋と充填工程などの様子を見学させて頂きます。また、滋賀工場および製造製品の概要について、ご講演を賜る予定です。

 

【講演】 「コニシ㈱滋賀工場および製造製品の概要について」  コニシ株式会社 滋賀工場長  向井 義浩 氏

 

 

 

申込要領

- 申込方法 -  下記申込書に必要事項を明記のうえお申し込みください。

                       WEB(イベント情報)からの申込みも可能です。

        (但し、当日の欠席者の参加費は、返却しませんので、ご了承下さい。)

          現金書留、または三井住友銀行京阪京橋支店 大阪工研協会

          普通預金口座(No.513942)

- 申込先 -    (一社)大阪工研協会

       〒536-8553 大阪市城東区森之宮1-6-50

        (地独)大阪産業技術研究所森之宮センター内

         TEL 06-6962-5307 FAX 06-6963-2414

         E-mail: info@osakaira.com https://osakaira.com

- 集合時間 -   2020年3月6日(金) 8時30分(時間厳守)

- 集合場所 -   JR環状線 大阪城公園駅 陸橋手前北側階段の下

- 解散場所 -   JR森ノ宮駅付近(午後6時30分頃)

参加お申し込みの方には、数日前に参加証をお送りします。

お申し込みは原則として会員企業様に限ります。(詳細はお問い合わせ下さい。)

お申込みいただいたお名前等の個人情報は、受講確認および今後の講習会ご案内以外の目的には使用いたしません。