時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
2025年は、大阪・関西万博が開催され、日本の内外から約2500万人の方が参加され、その運営費の黒字化に成功しました。 また、1年間で4000万人を超えて来日している外国人を街中で見かけることが多く、内需企業では発展の1年でした。しかし、前年からの物価高がなかなか収まらず、さらにトランプ関税の影響で、4月から輸出企業を中心に大荒れの経済状態で、本協会に多い外需関連製造企業では大変な1年でした。まだ、環境問題対策も息切れし、米中対立など世界情勢の変化は読めません。
しかし今年は、先端半導体工場建設などの投資拡大や、さらなる実質賃金の上昇を伴う経済成長などの積極財政で、日本経済が再び成長期に入ることが期待されます。

まず、「業務改革と新規事業の共創～‘‘変える”から始まる創る”への道～」と題して、(株)大阪ソーダ代表取締役　社長執行役員の寺田 健志様にご講演いただきます。同社は、1915年に創立し、国内で初めて電気分解による苛性ソーダの工業化に成功し、以来、独創的なものづくり技術を駆使し、創業事業である基礎化学品をはじめ、グローバルニッチの機能製品、ヘルスケア事業などへ拡大し、創立110周年を迎えた現在も「化学を通じて社会が求める新だな価値を提供する企業グループ」を目指し、高付加価値製品を中心としだ強い事業構造の構築を進めておられます。
また、奈良先喘科学技術大学院大学　理事・副学長の太田 淳様は医療応用CMOSデバイスの第一人者であり、2024年に紫綬褒章を受賞されました。「半導体デバイスのバイオ医療応用」と題してご講演いただきます。同大学は1991年に設立され、現在は文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」に採択され、「共創」をキーワードにますます発展されていますが、その経営の一端を担われています。
最後は、大阪ガス(株)　理事・先端技術研究所長の川本 将則様に「都市ガスのカーボンニュートラル化に向けたDaigasグループの取り組み」と題してご講演いただきます。同社は1905年にガスの供給を開始して以来、 大阪を代表する企業であり、現在はDaigasグループとして従業員数が約2万人、売上高が約2兆円に成長され、それを支える中央研究所は1947年に設立され、 昨年の4月にはさらなる発展に向けて先端技術研究所と改称されましだ。
ご来聴者には「良い講演会だっだね」と満足していただけますよう、当協会が自信をもって企画いだしました。是非ともご参加いだだきますようお願い申し上げます。