イベント情報
2024年度 第2回(第285回) 工場・施設見学と講演会
2024年度 第2回(第285回)
―堺泉北臨海工業地域に化学系老舗企業を訪ねて―
時下、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
毎回ご好評をいただいております「工場・施設見学と講演会」の本年度第2 回目は、日本でも有数の工業地帯である、大阪府南部に化学系の優良企業2社を訪問します。
午前は、堺化学工業株式会社研究開発センターを訪問します。同社は、鉛白に代わるおしろい原料の酸化亜鉛の精錬を祖業として、無機物や粉体を取扱う技術・ノウハウを生かし電子材料、樹脂添加剤、触媒、医薬品、原薬中間体、化粧品材料などの製造へと大きく事業展開されてきた化学系の素材メーカーです。創業100 年を超える老舗企業であると同時に、研究開発拠点を堺泉北臨海工業地域に構え常に最先端技術を磨いている研究開発型の企業です。今回は、同社研究開発センターの評価装置を拝見するとともに、同社の研究開発の取り組みについて触れていただける機会となります。
午後は、日本を代表する総合化学メーカー三井化学株式会社大阪工場を訪問します。同工場も、堺泉北臨海工業地域に位置しており、155 万m2 の広大な敷地に世界最大級のポリプロピレンプラントをはじめとする多数の巨大化学プラントが稼働しています。さらに、10 万トン級のタンカーが入港できる大型桟橋を持ち、製品、原料輸送のほぼ半分に船舶を利用するなど、操業および物流に優れた立地を生かした生産活動を行っています。また、安全・地球環境に配慮し、皆様の暮らしに身近な「ものづくり」を通じて、広く社会に貢献しています。今回は、同工場の巨大プラント設備などを見学させていただきます。
ご多用中とは存じますが、この機会に是非ご参加賜りますようご案内申し上げます。
事 業 名 | 第2回 工場・施設見学と講演会 |
開 催 日 | 2025年3月6日(木) |
見 学 先 | 1)堺化学工業株式会社 研究開発センター (午前) 2)三井化学株式会社 大阪工場 (午後) |
参 加 費 | 16,500円/1 名 《バス代、昼食代、消費税込み》 |
定 員 | 40 名(1社2名まで)。同業者の方はご遠慮下さい。 |
申込締切日 | 2025年2月14日(金)
ただし、満員の場合には期日までに締め切らせていただきます。 |
パンフレット | 【PDF】第2回工場・施設見学会 |
見学先 -概要-
堺化学工業株式会社 研究開発センター(〒590-0985 大阪府堺市堺区戎島町5 丁1 番地 URL https://www.sakai-chem.co.jp/jp/)
堺化学工業株式会社は、1918 年に堺精煉所として田中銀治郎 氏によって創業されました。当時は、おしろい(白粉)の主成分であり鉛中毒が社会問題であった鉛白に替わる白色顔料として、安全性の高い酸化亜鉛を生産されたのが始まりです。その後もバリウム、チタンなど多様な元素にわたり素材開発を進めてこられました。例えば積層セラミックコンデンサ用のチタン酸バリウム、ゴミ焼却時に発生する窒素酸化物を除去する脱硝触媒、化粧品材料のサンスクリーン剤など我々の身近に存在する製品のキーマテリアルを生産されています。さらに有機化学品事業へも進出されており、メガネレンズ用原料のチオール製品、医薬品原薬・中間体を供給するなど、活躍分野は多岐にわたっておられます。
今回訪問する研究開発センターは、これら多岐にわたる製品上市に不可欠な技術開発を行う拠点で、「エレクトロニクス」「ライフサイエンス・ヘルスケア」「環境・エネルギー」の3 分野において、『Smart Material で社会に貢献できるエクセレントカンパニー』を目指し堺化学グループのコア技術の深耕と『事業化意識力を高める』ための人材と文化の育成に日夜取り組まれています。
今回の見学会では、会社ならびに研究開発センターの概要説明と評価装置を見学させていただくとともに、研究開発の取り組みに関してご講演いただく予定です。
【講演】 「堺化学工業の研究開発の取り組みについて」 中央研究所長 国吉 幸浩 氏
三井化学株式会社 大阪工場(〒592-8501 大阪府高石市高砂1 丁目6 URL https://jp.mitsuichemicals.com/jp)
三井化学株式会社は、1912 年の石炭化学工業に端を発し、幅広く石油化学製品を製造する日本を代表する総合化学メーカーとして発展を続けておられます。代表的な製品として、身近にあるポリエチレン、ポリプロピレンや、ペットボトルの原料であるPET 樹脂などの社会を広く支える化学製品を提供されています。現在は、メガネレンズ「UV+420cutTM」、紙おむつ不織布、歯科材料などを提供する「ライフ&ヘルスケア・ソリューション事業」、クルマのバンパー、インパネ用PPコンパウンドなどの「モビリティーソリューション事業」、半導体の製造をサポートする機能性フィルム・シート、光学材料、リチウムイオン電池などの「ICT ソリューション事業」、社会の基盤を支える化学製品を扱う「ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業」を主要事業として展開されています。
今回訪問する大阪工場は、1964 年日本でも有数の工業地帯である堺泉北臨海工業地区で操業を開始し、本年で60 周年を迎えられました。155 万㎡(甲子園球場約40 個分)の敷地には、尿素「造粒塔」や「世界最大級のポリプロピレンプラント」などが稼働し、ポリプロピレン、フェノール・ビスフェノールA、アンモニア・尿素、シランガスなど、化学産業の根幹となる製品群を製造する三井化学株式会社の中核工場となっています。
工場見学会では、会社の概要と主要製品などについてご講演をいただいた後、工場内を見学させていただきます。
申込要領
- 申込方法 - 下記申込書に必要事項を明記のうえお申し込みください。
WEB(イベント情報)からの申込みも可能です。
(但し、当日の欠席者の参加費は、返却しませんので、ご了承下さい。)
現金書留、または三井住友銀行京阪京橋支店 大阪工研協会
普通預金口座(No.513942)
- 申込先 - (一社)大阪工研協会
〒536-8553 大阪市城東区森之宮1-6-50
(地独)大阪産業技術研究所森之宮センター内
TEL 06-6962-5307 FAX 06-6963-2414
E-mail: info@osakaira.com https://osakaira.com
- 集合時間 - 2025年3月6日(木) 午後8時45分(時間厳守)
- 集合場所 - JR環状線 大阪城公園駅 陸橋手前北側階段の下
- 解散場所 - JR森ノ宮駅付近(午後5時30 分頃)(予定)
参加お申し込みの方には、数日前に参加証をお送りします。
お申し込みは原則として会員企業様に限ります。(詳細はお問い合わせ下さい。)
お申込みいただいたお名前等の個人情報は、受講確認および今後の講習会ご案内以外の目的には使用いたしません。